とても好評だった、だがしかし

今回のイギリス出張で、訪日旅行を手掛けているいくつかの旅行会社さんに、当社が企画したプロダクトを紹介してきたのですが、藍染め(徳島)盆栽(高松)、前年に企画した神戸オーベルジュ(有馬)書寫山圓教寺の声明体験(姫路)などを紹介すると、口々に「brilliant」「splendid」とほめていただきました。「他と全く違っていてとても良い、いつもコンサバな提案ばかりで退屈だった」というようなことを言っていただき、同行していたUKコーディネーターさんにも「あれは本当にほめていたよ」と言ってもらい、とても嬉しく、自信になりました。だがしかし、「じゃあ、それでツアー作るよ」とはなりません。今回お会いした旅行会社さんに依頼されたのは、四国でのアウトドア系アクティビティ企画(依頼主はロンドン在住のハリウッド俳優!)や、RWC2019で来日する富裕層向けのハイキングツアー企画、広島→四国→京都に至るカルチャー系企画、などです。旅の目的となり得る特別な体験というよりも、もう少しオーソドックスなもの。それでいいんや、という感じです。

 

「見せる」コンテンツと「売れる」コンテンツ

想像しているのは、僕のつくるプロダクトは「見せる」コンテンツ(こういう体験ができますよ、という見せ球的に使われるコンテンツ)なのだろうなということです。特別感はあるし、ユニークである。でも、実際にお金を出してそれに参加するかというと、そういうわけではない。それと実際に「売れる」コンテンツとは、大きな違いがあると思います。ただ、「見せる」が不要というわけではなくて、事業者や地域を差別化するために、必要ではある。でも、それと併せて「売れる」を準備しておき、買いやすく選びやすい状態にしておく(行程にあわせられる柔軟性があったり、ばら売りが可能だったり)ことが必要なのだと思います。

 

日帰りで、ウェールズのカーディフに行ってきました。中学生の時に、家庭教師をお願いしていた近所のお兄ちゃんにウェールズのラグビージャージを買ってもらったことを今でもよく覚えています。日本代表は2016年のテストマッチであわや大金星という熱戦を繰り広げました。RWC2019では、東京スタジアム、愛知のトヨタスタジアム、福岡のレベルファイブスタジアム、熊本のえがお健康スタジアム、大分の大分銀行ドームで予選を戦いますね。