宇品にある小さい珈琲店

Facebookで「広島で、古めかしいモノコトが、現代的に瑞々しく価値を発揮しているお店をご存知ないですか?」と問いかけ、Kinco.の小林さんに教えてもらった広島・宇品にある珈琲店「u-shed(ユーシェッド)」を訪れてきました。東京から移住した夫妻が、お祖母様の家を改築して2015年にオープンされたそうです。デザイナー兼カメラマンのご主人が創られた小さな空間には、ぐっと世界観が凝縮されていて、居心地がとても良い。奥さまはキビキビ応対されていてとても気持ちが良い。そして、浅煎りコーヒーがお代わりしたくなるくらいに、とても美味しい。

 

 

 

 

まるで数十年前からここにあったよう

テーブルや椅子は、年季の入った代物。それはビンテージというより、さりげなく素朴なものばかりで、年代を感じさせる梁や天井と調和しています。新しいエスプレッソマシンや音響機器などの什器などもひっくるめて、このお店がまるで数十年前からここにあったかのように感じました。「古いものと新しいものが同居している」のではなく、「まるで数十年前からこの場所にあったように調和している」です。これはすごいなあと思いました。

 

 

 

 

このお店の使い方

Wi-Fiもソファもありません。ここは、長居をして読書や物思いに耽る場所(カフェ)ではなく、一日の節目に立ち寄って、コーヒーとお菓子を買ってさっと立ち去る、地元の方向けのお店(珈琲店)なのだと思いました。僕もここだったらコーヒーが飲める。自宅や職場の近くにあったら、常連になりたい。そう思うお店でした。

 

マグカップは、軽く、乾いた感触。「波佐見焼かな」と思ったら、やっぱりそうでした。物販もしておられます。

 

ジェラートは神戸から取り寄せているのだとか

 

何十年も前からここにあったかのような。