「ブランディングされた神社」へ
先日のセミナーで、ブランディングの事例として紹介されていた博多「警固神社」に行ってきました。神社チャンネルさんによると、ここ福岡県は、古くから大陸との玄関口として海の神様がたくさん祀られており、全国で3番目に神社の多い地域だそうです(最も多いのは新潟県、2番目は兵庫県)。へえー。
コンビニ(約55,000店舗)より多い神社(約80,000社)も、人口が減少し宗教観が変化していく中で、徐々に数が減っています。博多の中心地に位置する警固神社も、そのような環境危機感を感じ、「60年後も神社として存続するため」ブランディングに踏み切ったそうです。神社の有りようを「社訓」として言語化し、400年以上引き継がれて来た社紋をはじめ、おみくじや絵馬など、眼に見える部分を可能な限りリニューアルされていました。ロゴには、大切なものを四角で守り、日々の罪けがれや病、不慮の災難から警(いまし)め、固(まも)るという意味が込められているそうです。
拝殿。必ず三越が写り込みます。
車止めも、ロゴを表現しています。
手水舎にも。
絵馬。私も奉納してきました。博多とのご縁が続きますように。
足湯。これはブランディングの前からあったそうです。
旅行者、地元の人、たくさんの人が訪れていました。
ブランディング、その後
2016に新たなブランディングをスタートしてから、どのような変化があったのか。約束はどのように守られ続けているのか。60年後の姿はどのように描いておられるのか。機会があったらお話を聞いてみたいと思います。博多で立ち寄る場所がまたひとつ増えました!