世界遺産を舞台に、世界最高峰の試合を
京都パブリックビューイング実行委員会は、このほど2019年11月2日(土)に開催される本大会の決勝戦を、「ラグビーワールドカップ2019™ パブリックビューイング」として世界遺産である下鴨神社(京都市左京区)において開催いたします。下鴨神社の糺の森にある雑太(さわた)社は、「ラグビー神社」として、そして関西で初めて日本人がラグビーボールを蹴った地としても知られる神社です。
本イベントは、「世界遺産において世界最高峰の試合を観戦する」ことを通じて、日本のラグビー文化を盛り上げると同時に、京都における本大会の「レガシー」をこの地に遺すことを目的に開催されます。本イベントの主旨にご賛同いただける個人/企業の皆様からのご支援によって開催・運営し、支援金が経費を上回った場合、その全額を寄付いたします。
開催概要
開催概要は下記の通りです。
日時 | 2019年11月2日(土)17:00~20:00
|
開催場所 | 世界遺産・下鴨神社 糺の森 雑太社(さわたしゃ)前
|
内容 | ラグビーワールドカップ2019™ パブリックビューイング
|
目的 |
|
主催 | 京都パブリックビューイング実行委員会
代表者:杉本慎治(伏見工業高校、同志社大学、神戸製鋼OB) |
ラグビーワールドカップ2019™ パブリックビューイング会場について
本イベントは、下鴨神社の糺の森にある「さわた社」前に、大型LEDパネルによるディスプレイを設置して開催いたします。
さわた社は雑太社、澤田社とも書き、かつては糺の森の中、現在の「第一蹴の地」石碑横に所在していました。 御社殿の腐朽から戦後まもなく解体を余儀なくされ、三井神社に合祀されていましたが、平成29年(2017)第34回式年遷宮事業の一環として再興されました。御祭神の神魂命(かんたまのみこと)の御神名から、魂は玉に通じるとして球技上達の御神徳があるといわれています。下鴨神社では毎年正月の4日には「蹴鞠初め」がおこなわれます。
明治43年(1910)9月10日、「さわた社」前の糺の森馬場にて、関西で初めてラグビーが行われました。旧制第三高等学校(現・京都大学)の学生が慶応義塾(現・慶応義塾大学)の学生にラグビーを習い、初めてラグビーボールが蹴られたのです。京都大学ラグビー部のOBたちによって「第一蹴の地」の石碑が、昭和44年(1969)に建立されました。
そして平成29年5月10日、日本で開催される本大会の組み合わせ抽選会が京都で行われ、世界各国の代表が「第一蹴の地」を視察されました。その後、ラグビー王者の証「ウェブ・エリス・カップ」も到来しています。
本イベントにかける想い
撮影:岡村啓嗣
今回のイベントでは、故・平尾誠二さんに見ていただきたかった「風景」を実現したいと考えています。京都で育ち、名実ともに「ミスターラグビー」として日本のラグビーをけん引してきた平尾さん。そんな平尾さんが見たかったのは、京都らしい場所で、世界最高峰の試合を、世界中から集まったラグビーファンが応援している「風景」だったかもしれません。
今回のプロジェクトを実現するためには、かかる経費の調達や、世界遺産である下鴨神社における運営など、いくつもの困難な課題があります。その課題を解決して「風景」を現実化すべく、伏見工業高校・同志社大学・神戸製鋼と、2年後輩としてずっと平尾さんと共に歩んだ杉本慎治が発起人となり、生前平尾さんと関係のあった京都在住のラグビー仲間たちと共に企画を進めています。
平尾さんがみんなに与えてくれたラグビーの楽しさを(One for all)、今度は平尾さんの見たかった風景を実現することでお返ししたい(All for one)と考えています。
本イベントへのご支援、ご参加の方法について
本イベントは、主旨にご賛同いただける皆様からのクラウドファンディング等を通じたご支援によって開催・運営されます。ご参加を希望される方については、開催スペースに限りがあることから、ご支援をいただいた方の中から以下の通りご招待させていただきたく存じます。
イベントの参加申し込みは受付を終了させていただきました。ありがとうございました。
寄付金が運営経費を上回った場合について
皆様からお預かりした寄付金が運営経費を上回った場合、上回ったその全額を、京都大学「iPS細胞研究基金」へ寄付いたします。京都大学の山中伸弥教授はラグビー経験者であることと、南アフリカのラグビー選手が立ち上げた「J9」基金に賛同して日本の有志が立ち上げた 「チャレンジJ9」の寄付先が、京都大学「iPS細胞研究基金」であることから、寄付先を決定させていただきました。